何かと忙しい現代社会、仕事やお付き合いで夜遅くまで動かなければならないシーンも無きにしも非ず。また徹夜をせざるを得ないという事もあるやもしれません。それが無いのが一番ではありますが、そんな状況にもへこたれない頑丈な体力があるに越したことはないでしょう。今回ご紹介するのは「弓引きのポーズ」です。足裏の筋肉をしっかり伸ばし、交感神経（緊張）を刺激します。交感神経の覚醒によって、体温・脈拍を上昇させ、目の瞳孔を拡大させるので、眠気や徹夜による疲れを吹き飛ばします。更に、手の指と腕の筋肉への刺激が、大脳を活性化させます。頭も冴えてくるでしょう。まずはまっすぐ足を伸ばして座る長座の姿勢から、両手の３本指（親指と人差し指と中指）を使い、両足の親指を包むように持ちます。息を吸いながら、右足を耳の横の方へゆっくり引き寄せます。息を吐きながら、足の親指を耳の方へ近づけて５呼吸キープです。再び息を吸いながら、ゆっくりと身体を戻して１呼吸しましょう。反対の足も同様に行います。床に置いている足の親指から３本指が離れてしまわないように、もう片方の足を引き寄せるような形で完成ポーズとなります。ちょうど弓を引くような形ですね。身体が丸くなってしまわないように、背中を伸ばすようにしてキープする事が大切です。慣れてきたら呼吸を５から１０に増やしても良いと思います。徹夜に関わらず、更に丈夫な体を作っていきたいものですね。